- 2004.02.25 Wednesday
ものがたりのある一皿
ものがたりのある一皿 季節のおもてなしレシピ
行正 り香
昨日の日記に載せた、行正り香さんの新刊です。
今回は、まごころドットコムというページに載っている、『行正さんからのお手紙・まごころ通信』という連載エッセイを元に作られています。
エッセイとそこから広がるお料理が載っています。
まだ、全部読んで無いのですが、美味しそうなお弁当とそれにまつわるエッセイがとても素敵で、コレを読めただけでも満足!!なんて思いました。
それは、銀座の映画館で出会ったおじいさんのお話なんですが、映画館のお隣で可愛いお弁当を広げるおじいさんに思わず声をかけたら、実は、月に一度、千葉から映画を見に来るのだけれど、そのときだけは、奥さんでは無く自分がお弁当を作って来ているのだとか・・
なんだか、とってもつましくて、でも、自分の出来る範囲で生活を楽しんでいる様子がうかがえて、とても良いお話しだな・・なんて、嬉しくなったのでした。(今日、映画を見に行ったので余計に感じたのかな・・お弁当持って映画を見に行きたくなりましたもの・・)
その後の、行正さんのお祖父様のお話もとっても素敵で、豊かに暮らすという事はこういう事だな〜なんて思ったのでした。
私の持つ、一流会社のキャリアウーマンに対する乏しいイメージとかけ離れた、穏やかでおっとりとした話し方をされる行正り香さんですが、このエッセイを読んでいると、前の本にも出ていらしゃるお母様、「よし子」さんがとても素晴らしいお母様なんだな〜って思いました。
本屋で見かけたら、ぜひちょっと立ち読みしてみて下さいネ!!
素敵なお話しが一杯です。