しゃばけ
畠中 恵


夏になると必ずテレビでも雑誌でも怖い話が出て来る・・
怖い話はダメダメな憶病者な私・・テレビでタレントが、「実は・・」と、怖い体験を話すような雰囲気になったら、即チャンネルを変えるのです・・
でも、妖怪は、なんて言うか、現実には出逢いそうに無いと思えるからか(本当にあった怖い話ってのが一番苦手なので)、結構好きで、漫画だと今市子さんの『百鬼夜行抄』は必ず読んでいるし、この若だんなシリーズも大好きなのです。
妖怪が出て来るといっても、怖いものではなくて、体が弱い大店の若だんなを守る妖怪やら、若だんなにもらえる御褒美のお菓子が好きな小さな小鬼のような妖怪などなど・・ちっとも怖く無いンですけれど。
江戸時代のお話で、身の回りに起こる事件を、家からほとんど出れない(出してもらえない)病弱な若だんなが、妖怪達の助けを借りながら解決していく・・そんなお話です。
普段は、お店の手代である二人の妖(あやかし)から両親から、甘やかされまくっている若だんななんだけれど、育ちの良い人らしい、優しさやまっすぐさがあって、気持ち良いし、二人の妖がまた魅力的なイイ男だし、いつも死にそうなくらい不味いお菓子を作る幼馴染みやら、様々な妖怪やら、みんなキャラがたってるというか、しっかり描かれていて、そういうメンバーがからみながら、謎をといていく様が、なんとも楽しそうで好きなのです。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞をとった『しゃばけ』は長篇ですが、次の『ぬしさまへ』と最新刊『ねこのばば』は短編集で読みやすく楽しいです。
でも、出来たら『しゃばけ』から読まれるのをお薦めします。
映画化の計画もあるらしく、大好きな京極堂シリーズに続き、キャスティングを今から勝手に思い浮かべるのでアリマス・・(京極堂シリーズは、大好きな榎木津礼二郎サマが阿部ちゃんだったので、納得!!しています・・)
 

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