西村玲子の暮らしのメイクアップ
西村 玲子




おしゃれについて、ファッションについてのエッセイとイラスト。
西村玲子さんは、私よりも10歳くらいお年が上のはずなのですが、ブクブクと独身時代から(控えめに見て)3段階くらいサイズがアップした私と違って、昔と体型は変わっておられないという、羨ましさ・・なのです。
・・・が、やはり年と共に、似合わなかったり、着こなせない洋服もあったり、衝動買いで失敗したり・・などなどの、お洒落にまつわるお話が、素敵なイラストと共に描かれています。
昔から、西村玲子さんの本は必ず読んでいるのですが、シンプルでセンスの良いファッションのイラストと共に、意外と私にもアルアル〜!!って思われるようなエッセイが、親近感を感じて、大好きなのです。
何も考えないで出かけて、ミスマッチな組み合わせに恥ずかしくなったり、東京駅でグループなのに素敵な団体(多分フランス人)を、どうして素敵なのかな・・と、人を待つ振りをして様子を見たり、雅姫さんを見つけて素敵だとじっくり見てみたり・・ア〜私と同じ!!と嬉しくなったり、そして、そこからのお話に、一緒に出かけてお話しを聞いているような気になったりして、楽しく読んでいます。
体型は置いといて(しつこい・・)、年齢的にちょっと前を行かれる西村玲子さんのファッションに対する考えは、なる程・・と自然に入って来ます。
若い頃とは違う、アプローチが必要だけれど、年だからと後ろ向きにはならない・・・でも、それには、似合うモノをじっくりと考えるコトも必要・・・シビアであり、どこか前向きで楽観的なエッセイを読みながら、私も今からのオシャレについてあれこれ考えてみるのです。


私が好きなルール


堀井 和子

『過去*現在*未来のいつかいい?
私は今がいい。今が好きだ。』
帯のこの言葉に、まず惹かれました。
私もいつもそう思っているから・・・一緒!!なのは、そこまでで、頑固(と、本人がおっしゃっている)で一本気な堀井さんは、生活にも、その生活に入れるモノについてもとっても頑固で、ホントに、マイペースで自分らしい生活を育まれています。
いつも、ア〜コレじゃ無いのにィ〜なんて焦りながら、いい加減に生活してる私には、堀井さんのこのストイックなまでの生活の仕方が憧れでもあります。
ストイックと言ったって、別に修道女のような生活をされいるのでは無くて、自分が心地よい暮しをする為に、真面目に努力する人・・・そんなイメージです・・。
この本には、堀井さんのエッセイと、宝物が写真で紹介されていて、紙コレクションや切手コレクションは、私にとって垂涎ものです!!


プレゼントのラッピングとアイデアの本


伊藤 まさこ


この本の発行が1997年となっています。
今、注目の伊藤まさこさんですが、この本を買った頃は、私はまだまだお名前を知りませんでした。
でも、今見てもシンプルなラッピングは、オシャレで新鮮です。
こんな風に、今は有名な人の、昔の一こまを、例えば古い「オリーブ」などで知ると、嬉しくなってしまいます。
だから、古い雑誌もなかなか捨てられないンだよネェ・・
普通の紙袋と、麻紐、真っ赤なボタンを使ったラッピングを、マネしてみたいと思ってます。


自分の仕事をつくる


西村 佳哲

「自分の仕事をつくる」 西村佳哲(働き方研究家) 晶文社 ・¥1900ー
西村佳哲(にしむらよしあき)さんは、プランニングディレクターというお仕事をされている方らしいのですが、一方で、「社会は働き方から変わる」という確信のもと、長年働き方研究家としてフィールドワークを重ねてらしたそうです。
手を抜いて、このくらいでイイや・・と、作られたものは、そういうメッセージを発信してる。
一方で、丁寧に心を込めて作られたものや、一流プロ選手のプレーには、「このくらいで」という、力の出し惜しみは無い・・
そして、ヒトは「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを常に探し求めているものだから、いいかげんなモノに囲まれていると、ダメージを受けるのではないか・・
ならば、働き方が変われば世界も変わるのではないか・・そう考えた西村さんは、良いモノを作っている人は働き方からして違うはずだ・・と考えて・・
そんな(私がまとめたのでちょっと違うかもですが・・)まえがきから始まった本は、ちょっと装丁と言うか表紙に惹かれて立ち読みのつもりの私を惹き付けてしまいました。
様々な仕事場に出かけて、一流の仕事をするひとに、「あなたの働き方について聞かせて下さい」と、聞いてまわった報告書ですが、もう、読んでいて、納得と言うか、じ〜んと心にしみるコトばかり。
モノを作ろうと思うヒトのみならず、お仕事、それは家事も何もかも含めて、働く人に読んでもらいたい。
そして、忙しさに紛れて見のがしている、自分の仕事、生活、気持ちをちょっと振り返ってみて欲しい・・と、心から思いました。
だって、私自身、読んでいてとても力づけられるのです。
それは、その人達が有名だからでも、一流だからでもなくて、一生懸命に、仕事に向き合って、幸せに仕事をしてる・・その覚悟と幸せな空気が読んでいて伝わってくるからなのです。
息子達にも読んで欲しい・・そして、自分の仕事を探して欲しいと、思いました。(読んでくれないでしょうが・・)
今の私の年だから余計に納得できるモノかも・・なのですが、若いヒトにもゼヒ、読んで欲しいナ・・と、思いました。
ただ今、赤線を引きながら(久しぶり・・)読んでますが、力不足でまとめ切らないので、目次をのせておきますね。
興味ある方は、ぜひ、一度立ち読みを!!
そうそう、この本の奥付をみると、初版が2003/9/30で、第2刷が2003/10/30・・つまり、1ヶ月で増刷になってるのです。
初版の数はわからないけれど、こういうところからも、この本の魅力が伺えるような気がしました。
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自分の仕事をつくる
まえがき
1 働き方がちがうから結果もちがう
八木保さんをサンフランシスコに訪ねる
 つくる力は「観察力」にしたがう/モノづくりと身体感覚
象設計集団を北海道・帯広に訪ねる
「時間」は資源である/企画書に書き表せないもの
柳宗理さんを東京・四谷に訪ねる
「デザインのためのデザイン」ではなく
IDEOのデニス・ボイルさんをパロアルトに訪ねる
トライ&エラーという唯一の方法
甲田幹夫さんのパンづくりを訪ねる
矛盾を感じさせない仕事とは
ヨーガン・レールさんのモノづくりを訪ねる
意味のないことには関わりたくない/美意識としての環境問題/深く入ることで見えてくるもの/本当は自分のものを自分でつくりたい
馬場浩史さんの場づくりを訪ねる
身体もモノづくりの環境である/余所でなくこの足もとに積み上げる
ファインモールド社のプラモデルづくりを訪ねる
大手プラモデルメーカーから移ってきた若者/空を飛ぶ「紅の豚」をつくる/「つくり手の気持ち」という品質/「馬鹿」になる?/頼まれもしないのにする仕事
3 「ワーク・デザイン」の発見
新しいオフィス像を探そう/「オフィス・ランドスケープ」/空間は人に働きかける/見えない仕事場:マネージメント/「1分間マネジャー」/ワークデザイン研究室との出会い/私達は「仕事」を買いに会社へ通っている/働き方研究のはじまり
[コラム]
深澤直人さんに聞いた働き方の話
伊藤弘さんに聞いた働き方の話
黒崎輝男さんに聞いた働き方の話
あとがき
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うちの器


高橋 みどり

「うちの器」は、スタイリストの高橋みどりさんの初めての本で、雑誌クウネルに載っている、お宅の様子や、暮し方がとっても素敵で、大好きなヒトなのですが、いい器をもっているというコトは、いい暮しを積み重ねていること、そして、それは、華やかに見える雑誌や本のスタイリストとして第一線で働いていらっしゃるからではなく、毎日の暮しを大事にしておられるから・・なんだと、納得してしまうのです。

何を持つかでは無く、どう持つか・・どう使うか・・・これが大事なんだな〜と、最近つくづく思うので(って、遅過ぎル??)、この本は、何度も何度も見てコレからの私の生活の標にしていきたいと思ってます。


収(しま)ったり、出したり


堀井 和子


「収ったり」は、「しまったり」と振りがながふってあります。
もう20年くらいも前だったか、雑誌で初めて見た堀井さんチがとってもスッキリと片付いていて素敵で、今でもドコかのファイルに仕舞ってあると思います。
その時、片づけは得意なんです・・なんておっしゃっていたのを覚えています・・・
収納の必要性やノウハウは本に載っていても、片づけが得意なんてどこか楽しそうに言っている人は珍しかったし、隙間を埋めてモノを入れ込むというのでは無くて、ガラス器はガラス器だけでまとめて、それも重ねず美しく並べて収納されているのが、とても素敵で印象に残っているのだと思います。
いつも新しい本のコトを私よりも早く知って教えて下さるMさんに聞いて探したら、昨日の本屋さんでは在庫が無くて、焦って今日手に入れたのでした。
堀井さんはパンの本や テーブルクロスの本などいつも素敵な本を沢山だしておられますが、私が一番気になる収納の本は初めてで、パラパラめくって、箱に収まった道具の写真やクロスの収まった引き出しなど見ては、ワクワクしています。
まだ、拾い読みなんだけれど、例えばコレクションの紙ナプキンの話で、ケリーやバーキンとも代えられない大事な宝物なんだ・・というところに、頷いたり(しかし、私はバーキンを取ってしまうかもですが、2度と会えないっていう大切さはわかるナ・・)、私の好きな絵本が重ねられた本の一番上に乗っていて嬉しかったり・・。
整理は一人ひとり違う・・その人の暮らし方によるから・・というのは、とても納得で、堀井さんと同じ風に仕舞う事は無くても、好きなものを一番素敵に見せたいんだ・・っていう堀井さんの文章を読んでいると、とても共感して、そうだ、私も頑張ろう〜なんて思えて来るのです。
コレからじっくり読んでいきたいと思います。


La-bas, Papillon ラバパピヨン My Favorite Garden&Interior in Paris アーティストの庭から


chiharu

chiharuの新しい本です。
本屋で表紙を見たとたんに、素敵って思って、手にとって、中身も素敵で、レジでサイン会のポスターを見るまで、chiharuさんの本だとは知りませんでした。
いつものとは大きさというか、形も違っているからでしょう・・
フランスのアーティストのアトリエや自宅のインテリアがイッパイの本です。
可愛いポスターで有名な、エルベ・モルバンさんの郊外の広大な敷地のお宅や、私の大好きなナタリー・レテさんのアトリエや自宅。
こんなに写して良いの??っていうくらい、隅々まで沢山の写真で紹介されていて、特に大好きなナタリー・レテさんのアトリエは何度も見入ってしまいます。
こういうのは、前に買った、『パリのアトリエ』(ジュウ・ドゥ・ポゥム・著/下地文恵・訳:ギャップ出版)の方が初めだし、構成も素敵なのですが、chiharuさんの方は、より丁寧に見せてくれてるというカンジがします。
なんて言うか、写真もイメージを大事にしたら、もうちょっとその横を見せて!!っていうのを無視しなきゃならない所もあるのですが、chiharuさんの本は、その辺りが、親切だな〜なんて思うのです。
だって、そのおかげで、2月に急に閉店した素敵なカフェ、プティキュの隅々が今でも写真で見れるのですもの・・(『loving cafes』 chiharu・著/主婦と生活社)
大橋さんのアルネとかとは、ちょっと違う・・のだけど、身近にオシャレなchiharuさんの本も好きです。