『エルフさんの店』/高柳佐知子

日曜日はROBAROBA cafeは午後7時までなので、今日が最終日のユトレヒトで開かれている『フェアレディ』展に行って来ました。
昭和41年春に、家庭科の副読本として、家庭科の先生を通して配られる本と、プチココさんのHPに書いてあったのですが、ということは、私の高校時代にもあったはずなのに、私には覚えがありません。
学校とか地域とかによって、配られなかった所もあるのでしょうか・・その後の『オリーブ』で活躍された方々も参加していたと言う雑誌、アチコチのHPやプチココさんの掲示板でも素敵だと噂の『フェアレディ』は、ぜひ一度見てみたかったのでした。
沢山の『フェアレディ』のバックナンバーや、おまけや、記事のコピーが並んだユトレヒトで、私の好きなイラストレーター、仲世朝子や上田三根子さんのページや、オマケの小冊子を眺めていて、可愛い!!なんで私はこの雑誌を知らないんだ〜〜なんて思っていたら、なんと見覚えのアルページが!!
それが、高柳佐知子さんの『エルフさんの店』。
私は、独立して本になったものを持っていて、高柳さんと言うと、この本が大好きなのです。
後書きを見ると、『フェアレディー』に、1975年5月号から1976年11月号「ファンタジック・ショップ」として連載したものに新しく描き加えてまとめられたものだそうで、1976年12月25日に出版されています。
「古めかしい小さなごたごたしたお店がすき」だったという、高柳さんは、「本を読んでいても、そういう「お店」が出て来るといっしょうけんめい想像していた」そうで、そんな想像から生まれた、どこにも無い、素敵なお店がこの『エルフさんの店』なのです。
色鉛筆で描かれた、懐かしいような高柳さんの絵と、メアリーポピンズやくまのプーさんなどの物語を連想させるお店の数々はとっても良く似合っていて、私の大好きな本なのです。
もしかすると、今ROBAROBA cafeで開いている「ネコノテストア」のルーツなのかもしれません。


クッキーや・ひつじや
カンテラ屋・ヒルさんの店
ハート屋・クリームさんの店
ガラクタ屋・パーシスさんの店
ゆめ屋・エアリーさんの店
リボン屋・シルバーライニングさんの店
お菓子屋・ウェスさんの店
牧草屋・ウォーターさんの店
帽子屋・アンクルアム
かけら屋・マイルさんの店
布地屋・キャリコ・ショップ
食料雑貨店・トムソンさんの店
風屋・ハイウィロウズ店
家屋・ライムさんの店
植木屋・ガーディナー店
ぬいぐるみ屋・サンダースさんの店
時屋・ハーフウエイ
ほうき屋・BRO-O-O-O-M
りんご屋・ミラーさんの店
修理屋・ウェルキン’ズ ワゴン


小公女


フランシス・ホジソン バーネット, 曽野 綾子, 山野辺進, Frances Hodgson Burnett


私の世代の女性だったら、きっと誰でもが知っているだろう、『小公女』(バーネット作)。
この本は、結婚後買ったもので、小公女のメインのストーリー以外に、細かな箇所でお気に入りの所が、私の『好き』のルーツに繋がっていてもう一度読みたいと思って買ったものなのです。
その箇所とは、まずは、裕福な頃のセーラの買ってもらったお人形の着せかえセットの描写の豪華さが、子供の頃の私には想像出来ないくらい凄くて憧れでした。
そして、もう一つは、貧しくなって、屋根裏部屋に追いやられたセーラが、友達の忘れていった真っ赤なショールをテーブルクロスにしたり、わずかに残った持ち物のトランクに入っていたハンカチや帽子に付いていた造花を使ってテーブルセッティングをする描写。
これまた、テーブルセッティングという言葉すら知らなかったのだけれども、ここの所も好きだった・・・・それは、クニエダヤスエさんを知って、テーブルコーディネートの世界を知ると、そうか〜こういうコトだったのかと思い当たり、私の『好き』のルーツはこんな所にもあったんだな・・と思ったのでした。

こんぺい荘のフランソワ,たそがれ時に見つけたの
こんぺい荘のフランソワ,たそがれ時に見つけたの


陸奥 A子


大学時代に初めて読んで以来、陸奥A子さんのファンですが、特に好きなのは、中学生や高校生が主役の乙女チックなお話。
この本は陸奥さんの漫画の傑作集みたいな形で出たもので、
・こんぺい荘のフランソワ
・たそがれ時に見つけたの
・金たろうくん
・おいしい恋グスリ
・わかって下さいお月さま
・雪雪物語
・作者のページ(2ページの後書き漫画)

私の初『A子』作品、『わかって下さいお月さま』も、ほれ薬を作るという設定と、その女の子が憧れる男性の姿のユニークさが印象的だった『おいしい恋グスリ』も好きなのですが、何より、貧乏ながら、イラストレーターを夢見て、コンペイ荘で慎ましくも可愛らしく暮らすフランソワ(ペンネーム。心に名前をつけるとしたら、これしか無いと付けたそう・・)のストーリーが、とても好きで、今でも時々引っぱりだしては読んでます。

陸奥さんのファンだという、杉浦さやかさんも、最近読んだ本で、これからは、自分の中の毒も出していきたい・・なんてコトを語っておられましたが、年令、経験を重ねれば、可愛いだけでは表現しきれないというのも納得で、陸奥A子さんの作品も、最近では人生のもっと重いテーマを取り扱われるようになっています。

透明感のある独特の雰囲気は今も変わらず素敵で、やはり新刊が出れば買ってしまうのですが、フワフワと夢みたいなお話が好きな私は、いつかまた、大人を主人公でも、可愛い作品を描いて欲しいな・・などと思ったりします。

今この本は品切れ中だけれど、文庫版の方に作品は載っているようです。


mutuako01


そら色の窓


佐々木 美穂


コラージュやイラストが大好きな佐々木美穂さんの初めての本です。

何といっても、2003年の個展で買いたかったけれど、私にはとても手が出ないお値段だったので、買えなかった美穂さんのコラージュが沢山載っていて、それは表紙を見ても判るように、とってもさり気なくてシンプル。

ノートの切れ端にちょこっと色のついた紙が貼られていたり、ビリビリと破られた紙にチョコチョコっと色鉛筆かクレパスのようなもので、色がつけられていたり・・・どれもなんてコトないさり気なさなんだけれど、見る度に、これ好き!!大好き!!と、胸が締め付けられる・・・なんでかな・・紙好きノート好きな私の心のドコかに訴えかける何かがあるのかな・・

毎日の生活を大事に、丁寧に暮らしておられるンだな・・と、感じられるエッセイも素敵です。


以前雑誌から切り抜いた記事で、その頃はただ素敵なお部屋だと思っていたのですが、実は佐々木美穂さんがちょうどZAKKAのお店で働かれた3年間を経た後の頃だったんだなと判って、沢山ある切り抜きでずっと心に残っていたわけが判ったような気がしました。

シンプルというか”〜風”という色は無い、普通なカンジなんだけれど、一つ一つ自分の好きな物を丁寧に選び使われているんだな〜と判るお部屋で、それは、高橋みどりさんのお部屋にも通じる、普通さ、まっとうな暮らしが背景に見えるお部屋なんです。


日常が大事ってコトなんですネ・・。


キッチン・ストーリー


「ゆっくり、ともだち」

なんて、いいコピーだろう!!と、感心してしまった、映画『キッチン・ストーリー』のチラシ(??なんて言うんだろう・・)の、コピー。

その言葉が示す通り、不器用な二人、おじさんとおじいさんが、次第に心を寄せあっていくのが、なんとも、可愛いらしい、素敵な映画でした。
ハラハラドキドキのスペクタクルでも、素敵なラブストーリーでも無いけれど、じんわり心暖まったり、切なかったり・・・。

何より、北欧、ノルウエーの、簡素なお家のインテリアの、なんて可愛いコト!!
壁も、テーブルも、そして、ヤカンの形のなんて素敵なコト!!
そして、HPでも、可愛いアニメで動いている、キャンピングカーの可愛いコト可愛いコト!!
人気で、アチコチから問い合わせがあったと監督インタビューにあったのもうなずけます。
とっておくにもお金がかかるので、1台しか残って無いそうです。

この車のミニチュアを作って欲しいナ・・絶対に売れると思うんだけれど・・。

そして、パンフレットを買っていつも思う事だけれど、なんで、『恋愛適齢期』と言い、この映画と言い、インテリアや雑貨も素敵な映画なのに、もっとそういうものを見れてくれないのかな〜・・
カーテンも、シンクもお風呂もホントにとっても可愛くて、インテリアだけの本を出して欲しいくらいです。
お話も、爆笑では無いんだけれど、あちこち、くすぐられるように可笑しくて、私もついついククッっと声がでてしまうくらいでした。

可愛くて、可笑しくて切なくて、暖かい・・

 

のんちゃんジャーナル
のんちゃんジャーナル


仲世 朝子


「のんちゃんジャーナル」(仲世朝子/マガジンハウス)
1988年に出た、オリーブで人気だった仲世さんのイラスト&エッセイの本で、この頃、私と言えば、まだ幼児でやたらとチョロチョロと迷子になる次男に振り回されていた頃で、この本の存在は知らなかったのでした。
去年だったか、偶然に手に入れたのだけど、可愛いイラストで描かれたパリの街角があると思えば、同じように可愛く描かれたサザエさん美術館もあり、昔のハリウッド映画のオシャレから、ババールやザジなどなど、オリーブをリアルタイムで愛読していた、今の若い人達の好きが詰まっていて、そのルーツ、ただ一つの言葉から広がる同じイメージの共有というか、時代の空気が感じられました。
洋書や絵本、可愛い文房具など・・私が好きだったものも沢山あって、そういう可愛いモノがどの辺りにあるか手探りで探していた私の時代とは違って、生まれた時から可愛いモノがまわりにあった人達がオシャレなのは納得だな〜と、この本を見ていて思いました。
でも、オリーブ少女の母の年代(それ以上かな・・)となった私でも充分ワクワク楽しめる「可愛い」の世界・・・コレは女と生まれた幸せの一つだと、私は確信するのでした・・。
-CONTENS-
愛犬プリッツがやってきた日
エキゾチックフルーツパーティー
ハリウッドのドレス博士
アロマテラピー研究ノート
オランダからきた花束
やっぱりザジにはかなわない
オーダーで作った赤い靴
パリ、スケッチブック
おしゃれ泥棒カートゥーン風
スーザンのライティングデスク
憧れのダディ・ロングレッグズ
フランス語のレッスン、スタート
イカしたタイトル、ピックアップ
ババールは絵本の王様
ベトナムの味、おぼえたよ
納涼ゆかたパーティー
洋書屋さんのジャパン・コーナー
はじめてのバレエ・レッスン
サザエさんの美術館のスーベニア
おいしい飲みもの新発見
ママに教わった喫茶店ノート
リー・ベイリーはわたしの先生
日曜日はシューシャシインガール
ピーウィー・ハーマン愛してる!
ちかごろポップな色が気になっちゃう
『ふたりのロッテ』の映画のお話
タイプライター文字がにあう詩
画材屋さんでいいものみつけた
クリスマスのお気に入り
おじさんの宝物
クリスマス・プディング作ってみたよ


Room talk


岡尾 美代子


オリーブなどのスタイリストとして有名で、名前を聞いてアア!!と思い当たる数少ない(私が・・)スタイリストですが、最近は、こんなふうに、ご自分の写された写真とエッセイの本でお目にかかることが多いです。
名前を認識したのは、ほんとに最近で、実はオリーブから出された雑貨の本も持っていたのに、名前は覚えて無かったのでした。
ちょっとボケっとしたポラロイドの写真が、とっても雰囲気があって、のんびりとした雰囲気のエッセイとよくあっていて、最近の若い人が、ロモとかピンホールカメラとかポラロイドとか、どんな風に写るか判らないようなカメラを好むのが、ようやくわかったような気がします。

カメラが大人しか持てなかった、私の子供のころから、まるでスパイ映画のように、通信機器(携帯電話です)と超小型カメラが誰でも持てる時代・・・ピントピッタリが必ずしも大事ってわけでは無いっていうのは、カメラを使う人の成熟ってコトなんでしょうネ。

このエッセイは、アフタヌーンティーのHPに連載されていたものをまとめらたものですが、こうやって、本の形になっているとまた味わい深く、そして、まるで栞のように所々にプリントされたリボンとか、写真の配置の面白さとか、いくらパソコンが発達しても、手にとってページをくって見る本の楽しみは無くならないナ・・と、本の良さを味わう一冊です。

 


花の慶次―雲のかなたに (1)


隆 慶一郎, 原 哲夫, 麻生 未央


古本屋巡りが好きな次男が買って来た本で、普段は息子の漫画はあまり見ないのですが、以前、多分「スラムダンク」にハマっていた頃にジャンプで見ていたので、ちょっと読んでみたら、面白くて止められない・・。
秀吉が天下を取った辺りの 安土桃山時代の、前田利家の甥の前田慶次という男が主人公のお話しなんですが、この原 哲夫さんて、かの有名な「北斗の拳」の作者で、ソッチの方は、テレビアニメで見たことはあるけれど、残虐なシーンが多くて、好きでは無かったのですが、こちらは、連載時も、けっこう楽しんで見てました。
絵的には、少年漫画というよりも、劇画なんですが、出て来るキャラが、3メートル以上ありそうなトンでも無いデカい人間はまだ序の口、頭だけで人の身長くらいある、もう妖怪大頭かい??ってな人間や、戦車くらいありそうな慶次の馬などなど、とんでもないキャラが続々と出て来て、ストーリーも波乱万丈というか、なんというか・・ソリャないでしょう・・いくらなんでも・・って突っ込み入れれば切り無いだろうけれど、でも読んでいてホントに面白いし、時にはウルウルきたりして・・(年のせいかしら・・)
通な漫画では無いのでしょうけれども、漫画の楽しさっていうか、少年漫画ってこういう所が面白いんだナ〜って思える、ハデさかげんがとっても素敵!!
「ハチミツとクローバー」も、陸奥A子さんの「わかってくださいお月さま」も、今市子も好きだけれど、でも、こういうのもスカッとして面白いです。
ジャンプがとっても元気だった頃の漫画だな〜って思います。


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