ディア・ダイアリー


サラ ファネリ, Sara Fanelli, ほむら ひろし


この絵本は、ルーシーと言う女の子の日記という形なのですが、次々にその日記に出て来た、様々なモノ達の日記が展開されます。

「椅子の日記」「くもの日記」「ホタルの日記」「ナイフとフォークの日記」「ブブ(ルーシーの飼い犬)の日記」「テントウムシの日記」ときて、「ルーシーの日記 つづき」で終わります。

内容もとっても面白くてユニークなのですが、各々の日記が、様々なノートに書かれていて、まるで誰かの日記をホントに覗いているようで、ノート好きな私はもう、嬉しくて嬉しくて!!

そして、その中身が、色々なコラージュで出来ていて、それがまた素晴らしいのです。

絵本だと、どうしても手にする人が限られて来るとおもうのですが、コレは、全国のノート好き、コラージュ好きに見て欲しい1冊です。

そして、最後のページの作者と翻訳者の説明のところに、「好きなものは〜〜〜」と続いて、まん中を横棒で消された「他人の日記たちをのぞくこと」なんて書いてありました!!
「私も!!私も!!」なんて、思わず声が出そうに・・こんな風に、可愛くて楽しい日記なら、誰だってきっとのぞいて見たいヨ〜!!って思いました。
ア〜こんな風なノートをいつか作って見たいです!!
 


ドラムライン

アメリカの大学のマーチングバンドを舞台の青春映画。

天才的なドラマーが、自信故に挫折し、それを乗り越えていく・・・所謂、明るいアメリカらしい、青春モノなんだけれど、ストーリーよりも何よりも、迫力あるドラムのリズムや、一糸乱れぬ、その上、アクロバティックな演奏とマーチング!!
もう、コレは体で感じる映画です。

アメリカのハデなパフォーマンスのマーチングバンドって、時々ちらりとテレビで見ることはあったのですが、こんなにじっくり見れるなんて、それだけで嬉しい!!

主役のニック・キャノンは、ウィル・スミスが弟分として可愛がっているらしいラッパ−でコメディアンだそうですが、若々しく可愛らしい。
彼が演じるデヴォン・マイルズは、才能があって、ちょっと鼻持ちならないくらい自信に溢れているのだけれど、憎めないのは、まだ少年っぽさが残る笑顔のせいかも・・。
スリムな彼のキレのイイ動きを見ているだけで、こちらも体がスイングしています。

これは、ぜひ映画館の迫力あるスクリーンとサウンドで体験して欲しい映画です。

クニエダヤスエのキッチンアイディアブック
クニエダヤスエのキッチンアイディアブック


クニエダ ヤスエ

クニエダヤスエのキッチンアイディアブック(講談社/昭和57年12月1日第一刷発行)
今から20年以上前の本なんですネ・・改めて驚いてしまいます。
今でも充分通用するセンスあるカワイイ台所。
キッチンの整理や道具の揃え方、エプロンやランチョンマットの作り方などなど・・私は、キッチンの棚の中までも、使いやすくそして色を揃えてコーディネートされたクニエダさんに憧れてしまいました。
棚にキッチンクロスを敷くというのも、初めて知って、今でも真似していますし、棚一杯に詰まったグラデーションのテーブルクロスや赤の柄で揃えられたカトラリー、使いやすそうで可愛い白木の引き出しなどなど・・全てが新鮮で憧れでした。
アメリカや北欧がお好きだった(多分・・)クニエダさんの色使いは、パキッとしていて、当時、テーブルコーディネートと言うと、ヨーロピアンな格調高そうな本格的なものしか無かったので、可愛くて大好きでした。
とても合理的な考えの方で、システムキッチンとかでは無いのだけれど、使いやすく、ご自分で手を入れられたキッチンが、赤と白でコーディネートされていて、とても可愛いかったです。
最近テレビで見て、ちょっとは変わっていても、おおまかな構造は変わっていないキッチンを見て、ホントにそういう風に生活されているのだな〜という、蓄積が感じられて嬉しいというか、感動でした。
一昨日のNHKの『おしゃれ工房』で出て来たクニエダさんのダイニングテーブルの後ろの引き出しの棚も、昔この本で私が憧れた棚のようで、またまた嬉しかったのです。
その時々の思いつきでは無く、本当に、合理的にオシャレに暮らしておられるのだな・・・と、尊敬してしまいました。
20年以上憧れてはいても、とても顔向け出来ないファンですが、もう一度クニエダさんの本を読みなおしてみようと思っています。

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La vilaine LulYves Saint Lauren
La vilaine Lulu(Yves Saint Laurent)


可愛くてオシャレな本です。

作者は、かのイヴ・サン・ローラン。

恵文社一乗寺店の通販で買いました。

ここのページでは、「おてんばリュリュ」なんて書いてありましたが、私が覚えているのは「おしゃまさんリュリュ」という言葉。
この本と言うか、このマンガ、ず〜〜〜っと以前、もしかすると20年以上前に、雑誌(装苑かも・・)で見かけたような・・気がしています。
最後の方の、読者の投稿ページの最初に1作載っていて、多分日本語訳が付いていたような・・・。
かなりメチャクチャ暴れているリュリュの行動や、おデブで可愛く無い可愛らしさが印象的で、ずっと頭に残っていたのでしたが、最近復刊されたと聞いて、どうしても欲しかったのでした。

お値段は、外国製の高めの絵本くらいなのは、装幀やページ数を考えれば、そうかな〜のお値段ですが、ちょっと勇気がいりました・が、恵文社のページの説明を読むと、「2002年にパリのセレクトショップ『コレット』が300部限定で復刻した豪華復刻版が話題を呼び、今回通常書籍として復刻」とあるのですが、その『コレット』版が400ユーロ以上ってコトは、5万円くらいしたってコト!!
普通に復刻してくれてアリガトウ!!です。
さすがサンローランで、どのページを見ても、とってもオシャレです。
フランス語は良く判らないけれど、見ているだけで楽しいコミックです。

 

恋愛適齢期

コレは、私の好きな映画・ベスト3に入る映画!!

オシャレでセンス良くって、幸せな気持ちで映画館を出れる・・私の映画の好きの要素を全て満たしていて、そして、味わい深い奥行きもあるのだから、もう、満点以上!!

とにかく、台本が良いのでしょう、ストーリー・セリフがとてもスムーズに入って来るのだけれど、それを、ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートンが豊かな演技で演じています。

ウ〜ン、上手いな〜なんて、何度も思ったのですが、泣き方ひとつとっても、とても自然というか、そうそう、こんな風に、泣くよねェ・・って、ハッとする。
笑い顔一つとっても、二人の奥行きが感じられる。

ニコルソンは、お金持ちで、力があって、スケベで若い女にしか興味ない、そんな男を、とっても魅力的に演じている。なんとなくイメージする現実の彼ソノモノってかんじもするけれど、デブでハゲで、ハンサムとは言い難いんだけど、こんなにセクシーな笑顔の人ってなかなかイナイ。(好き・嫌い別れそうだけれど・・)

そして、成功した劇作家で離婚経験のある女性を演じている、ダイアン・キートン。
『シワも魅力的』とはよく使われる言葉だけれど、ホントに彼女のシワは素敵!!
何よりも、口角が綺麗にあがる笑顔が柔らかくて、彼女の豊かな内面まで感じさせられる。

こういう笑顔は、外国とうか、アメリカの人には特有で、若い女の子は鏡を前に練習してるとか聞いたコトもあるけれど、私も練習しなきゃ・・・なんて思いました。

海辺の彼女のお家は、ハァ〜っと溜息が出るくらい、素敵で、白を基調で、シンプルだけど、カジュアルで、暖かみがある。

本が一杯の大きな棚があるのが、羨ましいし、ウチの家の半分くらいありそうな(いや、全部か・・)広いキッチンも羨ましい。
オシャレなダイアン・キートンの白でまとめられたファッションもさり気なくて素敵で、白で揃えるって、目立つのでなかなか出来ないのですが、真似したくなりました。

食事のシーンのコーディネート、小さなコーナーのあしらい、キートンの部屋着・・細かい箇所までじっくり見たい!!ビデオは勿論、写真集を出して欲しい位好きです。(パンフには、インテリアまで丁寧には載って無い)

音楽も、家で流しておきたいくらい良い雰囲気の音楽で、コレは探してみたいです。

そして、スタイリッシュなダケで無くて、今まで映画でこんなに声が出る程笑ったコトがあったかな・・・!?なんて思うくらい、笑える映画なのです。

特に、前半、ニコルソンには思いっきり笑わされました。

若いとは言えない、ニコルソンとキートンが、二人とも老眼鏡を使うのですが、それがまた、イイ小道具に使われていて、最近、老眼鏡が無いと携帯の文字も読めなくなって来ている私は、共感と共に、上手い!!と脚本に拍手!!です。

若くて魅力的な医師を演じるキアヌ・リ−ブスにも本気で心寄せられる・・・なんて、なんて素敵!!な設定も含めて、コレはぜひぜひ、私の年代の方達に見て欲しい、そんな映画です。


飛田和緒の10年もの


飛田 和緒


「毎日をしみじみ愛すること。これは私の永遠のテーマかもしれません。」
帯に・・・-料理研究家の飛田和緒さんが、10年以上使い込み、これからも使い続けるであろう、暮らし回りの道具たち=10年ものをご紹介します。-と、ある、シンプルな表紙に惹かれて手に取りました。
飛田さんの本は、谷村志穂さんとの共著『お買物日記(part 2)』が、初めてでした。
二人が、同じ雑貨についてそれぞれ語るこの本でファンになって、シンプルで美味しそうな飛田さんのお料理も好きになりました。
最初のページの、御飯を炊く土鍋から、包丁、お箸、湯のみ、カゴ、そして猫好きの飛田さんの猫コレクションまで、素敵な写真とお話で、様々なものが紹介されています。
20代は、自分を飾る事、外へ外へと向いていた心が、30代半ばにさしかかったころから、自分に向き合い、身の丈にあった暮らしを良いと思うようになった・・・と、飛田さんは書かれています。
50を前にして・・ちょっと遅過ぎなのですが、私も、そうだな・・などと、ようやく思い始めています。
より良いと思うものではなくて、今あるものを大事に・・難しいのですが、そういう生活も良いな・・と思います。
帯に「たわし」と共に載っている、飛田さんイチオシの台所道具、「アルマイトの鍋」が、ホントに素敵です。


毎日かあさん カニ母編


西原 理恵子

帯の文句からして、凄い!!「家庭円満マンガを描いていたら、連載中に離婚してしまいました(笑)」(本人談)
私は立ち読みしていて、吹き出す事数回・・とうとう家に帰って見る事にしました。
そう言えば、「あたしンち」も、そうだった・・
ほのぼの〜と強烈!!とタイプは違うけれど、二つともお薦めのマンガ。
しかし、西原さんのマンガは、「ゆんぼくん」もそうだったのだけど、描いてる内容は、常識を遥かに越えた世界・・っていうか、ガサツっていうのか・・もう少し歯に衣着せてくれよ〜ってカンジなのですが、急にフッと泣きたくなるような、暖かいというか、セツナイと言うか・・そんなシーンがあります。
全部本音というか、ウソのナイ人というのか・・こんなにも、強烈に作者を感じさせる人も珍しいと思います。
ナントも読んでみてもらわなきゃ、判らない!!(頭悪くてスマン・・)
ただ、知ってる人に・・私は「早期教育の精霊」がお気に入り!!
私も今までに何度もこの精霊を見たな〜なんて思いました。


西村玲子の暮らしのメイクアップ
西村 玲子




おしゃれについて、ファッションについてのエッセイとイラスト。
西村玲子さんは、私よりも10歳くらいお年が上のはずなのですが、ブクブクと独身時代から(控えめに見て)3段階くらいサイズがアップした私と違って、昔と体型は変わっておられないという、羨ましさ・・なのです。
・・・が、やはり年と共に、似合わなかったり、着こなせない洋服もあったり、衝動買いで失敗したり・・などなどの、お洒落にまつわるお話が、素敵なイラストと共に描かれています。
昔から、西村玲子さんの本は必ず読んでいるのですが、シンプルでセンスの良いファッションのイラストと共に、意外と私にもアルアル〜!!って思われるようなエッセイが、親近感を感じて、大好きなのです。
何も考えないで出かけて、ミスマッチな組み合わせに恥ずかしくなったり、東京駅でグループなのに素敵な団体(多分フランス人)を、どうして素敵なのかな・・と、人を待つ振りをして様子を見たり、雅姫さんを見つけて素敵だとじっくり見てみたり・・ア〜私と同じ!!と嬉しくなったり、そして、そこからのお話に、一緒に出かけてお話しを聞いているような気になったりして、楽しく読んでいます。
体型は置いといて(しつこい・・)、年齢的にちょっと前を行かれる西村玲子さんのファッションに対する考えは、なる程・・と自然に入って来ます。
若い頃とは違う、アプローチが必要だけれど、年だからと後ろ向きにはならない・・・でも、それには、似合うモノをじっくりと考えるコトも必要・・・シビアであり、どこか前向きで楽観的なエッセイを読みながら、私も今からのオシャレについてあれこれ考えてみるのです。